雇用統計が強すぎた週末。米ハイテクが完全に崩れ、ファナックADRは-7%

日本市場は休場です。直近の取引となった金曜の日経平均は-931円の67,470円で終えていましたが、その晩のニューヨーク市場で雇用統計をきっかけに米ハイテク株が大きく崩れました。週明けの東京市場が気になる週末となりましたので、休場日ではありますが米国市場・先物・保有銘柄のADRを整理しておきたいと思います。

雇用統計が予想を大きく上回り、米ハイテクに売り

アメリカ株、雇用統計過熱でショック S&P500急落 下落長期化見通しも

5月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が+17.2万件と、市場予想を大きく上回る強い内容となりました。一見すると好材料ですが、相場は「FRBが利上げに動く余地が残る」と受け止め、10年債利回りが上昇。金利上昇に弱い値嵩のハイテク株から売りが広がりました。

その結果、5日の米国市場はNYダウが-1.35%、S&P500が-2.64%、ナスダック総合が-4.18%と、ハイテク中心に大幅安となりました。セクター別では情報技術が-5.78%と突出して売られています。前日のブロードコムの決算が情報技術売りの引き金になっていたところに、雇用統計が追い打ちをかけた形です。

強い経済指標が株安につながるという、いかにも金利を巡る相場らしい一日だったと思います。

日経平均先物は6万4000円台へ。週明けの調整は避けられないか

シカゴ日経平均先物 大取終値比 2645円安(6月5日)

この流れを受けて、CME日経平均先物は-2,645円安の64,025円で取引を終えました。金曜の大引け67,470円から見ると3,000円超も水準を切り下げたことになります。

為替はやや円安に振れ、5日のニューヨーク市場では1ドル=160円30〜40銭と、4月末以来の円安・ドル高水準を付けました。円安は輸出企業には追い風ですが、今回はそれよりも米ハイテク安・金利上昇の重しが勝ちそうです。

果たして週明けの東京市場はどこまで売られるのか。先物の水準を素直に受け取れば、月曜は大きな下げから始まる可能性が高いと見ています。

ファナックのADRが-7%。週明けの株価が気がかり

Fanuc Corporation (FANUY) Stock Price, News, Quote & History – Yahoo Finance

保有銘柄のなかで気になるのがファナックです。米国市場でファナックのADR(FANUY)は5日に$22.65、前日比-7.01%と大きく売られました。日本市場が休場の間も米国では取引が続いており、ハイテク・半導体関連への売りがファナックにも及んだ形です。

ファナックは半導体製造装置そのものではありませんが、工作機械やロボットを通じて設備投資のサイクルに連動するため、ハイテク全体が崩れる局面では巻き添えを受けやすい面があります。金曜の東京市場でも-1.95%と軟調でしたので、週明けはADRの下げを織り込みにいく展開を覚悟しています。

建単価7,982円に対してすでに含み損を抱えている状態で、ここからさらに調整が深まると耐えきれないので寄りで損切りになるかと思います…完全にリスク管理ミスとなりました。

他の保有銘柄(セルシス・中央自動車工業・情報戦略テクノロジー)は米国のハイテク売りとの連動は薄く、週明けは個別の材料と地合い次第と見ています。

ポートフォリオ

本日は休場のため、価格・前日比は直近営業日(6月5日)の終値のままです。週明けに米国安・先物安をどこまで織り込むかが焦点になります。

銘柄保有数建単価現価格(前日比)
セルシス300株1,488.35円1,706円(+6.09%)
ファナック300株7,982円7,648円(-1.95%)
中央自動車工業100株2,085円2,076円(+0.97%)
情報戦略テクノロジー100株847円868円(+2.84%)

ファナックは前述のとおりADRが-7%と大きく売られています。フィジカルAIについての先行きは信じているので、またどこかのタイミングで入り直すことを視野に監視銘柄とします。

セルシスは金曜に中間配当の増額修正(18円→20円)を発表し、半導体売りの地合いのなか+6.09%と逆行高で踏みとどまってくれました。個別の好材料が効いた格好で、米国発の調整局面でこういう銘柄を持てているのはありがたいと感じます。中央自動車工業と情報戦略テクノロジーも小幅プラスで、ポートフォリオ全体としては米ハイテク調整への耐性をある程度発揮できている状態です。週明けの地合い悪化のなかでこの耐性がどこまで効くか、月曜の寄り付きを冷静に見ていきたいと思います。

投資記録

Posted by つばめぐり