日経平均2563円安の暴落。ファナックを寄りで損切り、大きな損失を確定した一日

本日の日経平均は-2,563円の64,024円となりました。下げ幅は今年2番目、史上でも5番目という大きさで、3日続落となりました。週末の米雇用統計をきっかけにした米ハイテク株の急落をそのまま引き継ぐ形で、急落は免れない一日でした。前回の記事で「週明けは覚悟が要る」と書きましたが、現実となってしまいました。

米雇用統計が招いた利上げ観測。AI・半導体株が総崩れに

東証大引け 日経平均3日続落、6万5000円割れ 下げ幅2563円は今年2番目の大きさ

下落の直接の引き金は、前週末の強い米雇用統計です。FRBの利上げ観測が高まったことで米長期金利に上昇圧力がかかり、高PERのAI・半導体株が真っ先に売られました。前週末の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-10%と急落しており、その流れが東京市場にそのまま波及した格好です。

東京エレクトロン(-7.45%)、アドバンテスト(-5.72%)、キオクシア(-8.01%)、TDK(-9.63%)、ソフトバンクグループ(-6.06%)と、これまで相場を牽引してきた値嵩のハイテク株が軒並み大きく下げました。加えてイスラエル・イラン間の緊張による原油高も業績への逆風として意識され、海外勢の先物売りが下げを増幅させたようです。

一方で、JT(+2.71%)や任天堂(+1.54%)、イオン・セブン&アイなどの内需・ディフェンシブ株には資金が逃げ込みました。AI一極集中の相場が、ようやく持ち高を見直す局面に入ったということなのかもしれません。

ファナックを寄りで損切り。完全なリスク管理ミスでした

前回の記事で「週明けはADRの下げを織り込みにいく展開を覚悟」と書いていたとおり、本日は寄り付きから大きく売られる展開となりました。覚悟していたとはいえ実際の下げは厳しく、本日の寄り付き7,000円でファナック300株を損切りしました。

建単価7,982円に対して7,000円での売却ですから、1株あたり-982円、300株で約-29万円の損失を確定したことになります。保有してきたなかで最も大きな損失で、率直に言って完全なリスク管理ミスでした。米国でADRが-7%まで売られた時点で、もっと早く一部だけでも手当てしておくべきだったと思います。

なお、ファナックの終値は7,128円(-6.80%)で、損切りした寄り値からはわずかに戻しています。「もう少し待てば」という気持ちがないと言えば嘘になりますが、これはタラレバの話で終わらせようと思います。下げ相場で慌てて投げたこと自体が反省点で、戻り幅の大小は本質ではありません。

なぜ損失が大きくなったのか

今回の損失がここまで膨らんだ最大の原因は、ポジションを膨らませすぎていたことだと思います。相場が好調だったこともあり、いつの間にか買い余力をほとんど残さない、ポジションがパンパンの状態になっていました。現金の余裕がないと、いざ下げが来たときに冷静な判断ができません。今回もまさにそれで、含み損が膨らむのを直視できないまま、寄り付きで投げる形になってしまいました。

そして正直に書いておくと、これは初めての失敗ではありません。以前にも、含み損が膨らんだ銘柄を結局は底値圏で投げてしまった経験があります。同じ失敗を繰り返していること自体が、いちばんの反省点だと感じています。

マイルールから逸脱していたこと

自分のなかには「下げている銘柄を安易にナンピンしない」というルールがあります。ところがファナックでは、当初200株の保有から急落後、平均建単価を下げたい気持ちから買い増しを重ねてしまいました。結果として300株まで膨らみ、下落局面での損失を自ら大きくしていたわけです。ナンピン禁止という、自分で決めたはずのルールから完全に逸脱していました。

ルールは決めるだけでは意味がなく、苦しい局面でこそ守れるかどうかが問われます。今回はそれができませんでした。次に同じ場面が来たときに、買い余力を残しておくこと、ナンピンに逃げないこと、この二つを必ず守りたいと思います。

フィジカルAI・ロボットというファナックの事業の先行きは今でも信じています。今回は地合いの問題というより、ポジション管理とメンタルの失敗として受け止め、相場が落ち着いたところで改めて監視していきたいと思います。

ポートフォリオ

ファナックを損切りしたため、本日からポートフォリオは3銘柄となりました。

銘柄保有数建単価現価格(前日比)
セルシス300株1,488.35円1,720円(+0.82%)
中央自動車工業100株2,085円2,005円(-3.42%)
情報戦略テクノロジー100株847円839円(-3.34%)

これだけの暴落のなかで、セルシスが+0.82%とプラスを維持してくれたのは大きな支えでした。先日の中間配当の増額修正以来、地合いに左右されにくい強さが続いています。

中央自動車工業(-3.42%)と情報戦略テクノロジー(-3.34%)は日経平均並みに下げましたが、半導体・ハイテクの暴落そのものに巻き込まれたわけではなく、全体の地合い悪化に連れ安した範囲だと見ています。半導体一極集中はしていなかったので最悪の局面でも致命傷は避けられたと感じます。とはいえ、ファナックで大きな現金損失を出したことは事実です。しばらくはルールの整備に時間を当てようと思います。

投資記録

Posted by つばめぐり