日経平均1237円安で反落。日銀の利上げ観測が浮上、それでも為替は動かず
本日の日経平均は-1,237円の64,179円となりました。前日に1,392円高と急反発した直後だけに、再び大きく値を消す展開となり、反発は一日で終わってしまった格好です。中東情勢の緊迫や米国の利上げ警戒に加え、国内では日銀の利上げ観測が改めて意識される一日でした。
急反発から一転、再び1200円超の下げ
東証大引け 日経平均、反落 1237円安 中東緊迫や米利上げを警戒
前日の急反発は、やはり下げすぎの反動という面が大きかったようです。本日は朝方こそ底堅く始まりましたが、中東情勢への警戒が引き続き重荷となり、次第に売りに押されました。前週末の強い米雇用統計を受けた利上げ警戒も、変わらず相場の上値を抑えています。
前日に大きく買い戻された半導体・電子部品株は、本日は売られる動きでした。東京エレクトロン(+3.19%)が逆行高となって指数を支えた一方、村田製作所(-10.75%)やキオクシア(-7.78%)、アドバンテスト(-4.16%)は大きく値を消しています。ハイテクのなかでも明暗が分かれ、急反発と急反落を繰り返す不安定な地合いを映した格好です。相場の方向感はまだ定まっておらず、果たしてこのまま下値を試しにいくのか、もう一段の戻りがあるのか、当面は荒い値動きを覚悟しておきたいと思います。
日銀の利上げ観測が浮上、それでも為替は動かず
今月の日銀利上げほぼ確実、最速で10月に追加利上げも-早川元理事
外為17時 円相場、6日続落 160円台前半 米金利上昇で
国内の材料として大きいのが、日銀の利上げ観測です。来週6月15〜16日の金融政策決定会合で政策金利が1.0%へ引き上げられるとの見方が強まっており、専門家の予想では利上げを見込む声が9割近くに達していると報じられています。背景には、ここまでの円安の進行と長期金利の上昇があります。中東情勢による原油高もインフレ圧力として意識され、日銀が動きやすい環境が整いつつあるということなのだと思います。
興味深かったのは、これだけ利上げ観測が浮上しても為替がほとんど動かなかったことです。本日のドル円は160円台前半で、前週末比でわずか28銭の円安。円相場はこれで6日続落となり、横ばいに近い動きが続いています。日銀の利上げが近いとされるなら普通は円高に振れてもよさそうなものですが、現実はそうなりませんでした。
一方では米国の利上げ観測による米長期金利の上昇が円売りを誘い、もう一方では4月末の介入前の安値が迫っていることへの警戒や、株安によるリスク回避の円買いが下値を支えました。日銀の利上げが近いとされるなかでも円高に振れないあたりに、今の円の弱さがにじんでいるように感じます。なお利上げそのものは銀行株などには追い風ですが、相場全体では金利上昇が高PERのハイテク株の逆風となりやすく、来週の会合がひとつの節目になりそうです。
下げ相場のなか、建設セクターが逆行高

本日の相場で目を引いたのが、建設セクターの逆行高です。日経平均が1,200円超下げるなかで、大成建設(+1.69%)や鹿島建設(+1.87%)、長谷工コーポレーション(+2.00%)、大和ハウス工業(+3.13%)といった建設・不動産株が軒並み買われました。
当日に建設を直接後押しするニュースは見当たらなかったので、はっきりした理由はわかりません。ただ、もしかすると日銀の利上げ観測を受けたセクターローテーションかな、とは感じています。金利上昇局面では高PERのハイテク株が売られやすく、その資金が業績の安定した内需・建設株に向かう、という見立てです。あくまで推測ですが、本日の「ハイテクが重く、内需・建設が買われた」という値動きとは整合的に思えます。
ポートフォリオ
本日は売買を行わず、前日からの保有を継続しました。
| 銘柄 | 保有数 | 建単価 | 現価格(前日比) |
|---|---|---|---|
| セルシス | 500株 | 1,583.41円 | 1,941円(+3.74%) |
| 中央自動車工業 | 100株 | 2,085円 | 2,032円(+0.49%) |
| 情報戦略テクノロジー | 100株 | 839円 | 889円(+0.11%) |

日経平均が1,200円超下げるなかで、保有3銘柄がいずれもプラスで終えてくれたのは思いがけない強さでした。
とくにセルシスは+3.74%と続伸し、前日に1,726円で買い増した200株もしっかり効いています。およそ8ヶ月ぶりの高値奪還となりました。気になることとして、前回高値の時と比べ、今回は急ピッチで上昇しているため、戻しの可能性もありそうだと感じます。引き続き注視していきます。
中央自動車工業(+0.49%)と情報戦略テクノロジー(+0.11%)も小幅ながらプラスを維持しました。日銀の利上げや中東情勢など不透明な材料が重なっているので、新規の買いは急がず、来週の日銀会合を見届けてから次の一手を考えたいと思います。










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